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【実録】命と絆と野生と

7月7日
折しも七夕の日のこと
誰と誰が出会ったかというと……

この日も、いつものように朝5時
家から車で10分とかからないドッグランに到着

ここではラン丸もBECKも、喜んで走り回ったり、用を足したり、寝ころがったり、ちょっぴりトレーニングしたり……
思い思いに小一時間ほど過ごす

この日も到着した2人はオヤジそっちのけ、てんでに散らばり遊んび始める

仕事に向かう前のオヤジのいこいの時間と空間
眠気も少しずつ覚めていく

そんなラン丸とBECKの様子を眺めながら、ドッグランの一角にパタパタと羽ばたく鳥を見た
(なんの鳥だろう)

当然、BECKが気づかないわけがない

その鳥めがけて猛進する

そんな敵の存在に気づいてか
ピーピー鳴き叫ぶ鳥
何かの雛鳥だ
その羽ばたきは か弱く
1.5メートル程あるドッグランの柵を越えようと数回舞い上がる
しかし、その柵を越えることができない

すぐさま雛鳥を押さえつけるBECK
(まずい。BECKに食われちまう。)

「BECK!来い!やめ〜〜!」
もちろん、来るはずも、やめるはずもなく……


しかし、その直後
BECKの所へとに向かうオヤジの前を、『ギーギー』と張り裂けんばかりの大きな声で、茶色い大きな影が横切る

キジだろうか?鴨だろうか?それとも何か他の水鳥だろうか?
雛鳥の母親だ

『ギーギー』
大きな声で鳴き続け、雛鳥とBECKがいる所と全く反対側に降り立った
首を、めだつように高く立て
ギーギー と鳴き続け、BECKをおびき寄せる

母鳥に気づいたBECKは、その大物めがけて猛突進
母鳥は、ピクリとも動かない
(やばい、捕まる!)
BECKの前脚の爪が母鳥に届こうという、その時
寸前の所までBECKを引きつけた母鳥は、『ギーギー』泣き叫びながらドッグランの外へ飛んで行った

母鳥が飛んで行った方を見て、BECKは柵の周りをうろうろ

(雛鳥はどこだろう……)

BECKが母鳥に気がむいているうちに雛鳥を見つけないと食われちまう

『いた!』

母鳥を追いかけた時に、口から出したのだろう。捕らえられた数メートルほどに離れた場所に雛鳥はいた
肩で深く息をして、瞼を閉じていた

(ごめん……)

雛鳥を両手ですくい柵の向こうの草むらに下ろしてやった

母鳥の姿はもうない
しかし
BECKは、まだ母鳥を追いかけようと柵の周りを早足で歩きまわる

茫然自失
(そうだ……さっきの雛鳥はどうしたろう……)

ドッグランの外へ出て、下ろしてやった辺りに雛鳥を探しに行くと……いた

身を呈して我が子を助けようとした母鳥の願い虚しく、雛鳥は息絶えていた


いろんな場面がよぎった

母をよび必死に敵から逃れようとする雛鳥

我が子のために必死の知恵と感情で敵に立ち向かう母鳥の姿

野生にもどり、獲物を追い、獲らえるBECKの眼光


今となってはペットだが本能むき出しの犬と鳥の生死をかけた野生の姿がそこにはあった

それにしても
野生の知恵というのはすごいものだ
あの母鳥は、雛鳥の危機が訪れたその時、瞬時にドッグランの反対側に鳴きながら着地した
なおかつ、BECKを極限まで引きつけ、自分も柵をかわして飛び立つ
そんな場所を瞬時に判断してBECKをおびき寄せ、我が子を守ろうとする
まるでドッグランの広さがわかっているかのごとく

数秒間に母と子の絆と野生の知恵と勇気を、そして命の尊さ
そして、人間以上に人間らしい母親の姿を野生の中に見た


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テーマ : ワンコ日記
ジャンル : ペット

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