レン・カイト・ベック 死の淵から帰ってきた三兄弟

さて、まずはこの写真。
誰かわかるかな?

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「そんなの決まってるじゃない!ベックでしょ!」
と言うあなた!
残念!
このワンちゃんは
「レン」
と言うワンちゃん!

さて、それでは次のこのワンちゃんは誰でしょう?

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「こっちはやっぱりベックよね!」
とおっしゃるあなた!
「いやいや、こんなにわざとらしく話すくらいだから、これもベックじゃないわよね。」
とおっしゃるあなた!
さあ!どっちのあなたが正解かと言うと……
おめでとうございます!後者のあなたが正解です!
このワンちゃんは
「カイト」
というワンちゃん!

そして、このワンちゃんは誰でしょうか!

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「もう、オヤジったらしつこいわよね~~~」
とあきれられていると思うので、とっとと正解を発表すると、これが「ベック」。
「レン」と「カイト」は「ベック」の兄弟だ!
「死の淵から帰ってきた」と、物騒なタイトルは「レン」「カイト」「ベック」この三兄弟とその境遇を指す。
長男のレン。次男のベック、そして三男のカイト。
実は三兄弟とは言っても、血がつながっているかどうかは定かではない。
ただ、同じような境遇を経て、容姿が似た我々3犬は兄弟の契りを結んだのである。

ベックが我が家に来たのが2014年12月10日水曜日。

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2年ほど前の冬空に放浪していた一匹の猟犬が上北郡七戸町で保護された。
その猟犬が「ベック」だった。
その後、保護されたベックは七戸管轄の保健所で主人を待つ。
3日ほど経つがベックの主人は現れなかった。
主人の現れないベックは保健所から青森県動物愛護センターへ移送された。
愛護センターへ着いた。
「愛護」のはずのセンター。
しかし、ベックは「譲渡の対象」にはならなかった。
愛護センターに行ったものの、生きる道はほぼ閉ざされたのだった。
家庭犬としてふさわしいと認めてもらうことはできないワンコには生きるという選択肢はない。

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主人の家へ帰ろうとひた走ることも、愛護センターから逃げだすことも到底できない。

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暗い部屋で、どんな気持ちで過ごしていただろう。
主人が迎えに来てくれる、と信じていたのだろうか。
絶望感、孤独感に恐怖心……
そして冬の寒さでふるえていたのだろう。
死との背中合わせ。

どんな背景があって主人と離ればなれになり、放浪してセンターに来たのかわかる術はない。
たった独りぼっちで死の淵にベックはいた。

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「ベック」と同じような境遇にいたのが「レン」と「カイト」だった。
レンとカイトは、ベックが保護された時と同じ頃に、同じ場所で保護された。もちろん、主人が保健所へ迎えに来るはずもなく、やはり愛護センターへ移送され、ベックと同じように譲渡の対象にはなれなかったのだ。真冬の寒くて暗い部屋で、来ることのない主人の迎えを待っていた。

下の写真は、カイトが保護されていた時の写真である。
目を背けたくなるような、悲しい写真だ。

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幸いなことに、この猟犬達にあたたかな手を差しのべてくれる方がいた。
譲渡にならなかったこのワンコたちを助けようと尽力していたボランティアのFさん。そしてYさん。

Fさんは、SNSでこの猟犬達を助けるべく情報を投稿した。
Fさんの保護犬に対する情報は、SNSを通じて日本各地に広がっていった。

Fさんがベックの情報を発信すると、ソルパパの目にとまり、ソルパパのシェアした記事がこのオヤジへと飛び込んできた。
運命のリレーだった。

レンの情報は、CACI(全国的に猟犬をレスキューしている団体)や現在のレンのパパKさんへとつながり千葉へと行くことになる。ベックが保護された一ヶ月後のことだった。

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カイトは、Yさんの投稿からカイトママのお友達、そして現在のカイトママであるあっちゃんへとつながって行った。ちょうど今頃の時期、2月にカイトは広島へと向かった。

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Fさん、Yさんの情報は、日本を縦断し、この猟犬達の命を救ったのである。
猟犬達はそれぞれの家庭に迎えられ、幸せな犬生を送っている。

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ただ、この猟犬たちが家庭犬になるためには、飼い主にとっても、猟犬自身にとっても険しい道のりが待っていた。
言葉(コマンド)やしつけがほとんど入っていなかった。
リードによる歩行・散歩が全くできない。
ベックに関しては社会性が育っていなかった。なので、他のワンちゃんに対して攻撃性が強くうまく関わることができない。
家庭犬にはふさわしくない、と判断した愛護センターの判断はあながちまちがいではなかったのだろう。だからといって、殺していいわけではないと思うが。

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飼い主が「こんな犬にしたい!」という願いがあったとしたら、時間さえかかるが家庭犬になる……はず。そう信じて、ベックと向き合うしかなかった。

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Fさんの支援は譲渡をしたあとも続けられた。
女手一つでカイトと生活を始めたのが広島に行ったカイトママのあっちゃんだった。
Fさんはレンのパパさんに連絡をして協力の依頼をしてくれたのだ。
しばらくして、オヤジにも連絡が来た。

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そうこういているうちに、「レン」「カイト」「ベック」の飼い主同士でいろいろな情報交換をするようになる。
中でもレンパパは、レンを迎える以前にトビーという名前のセターを飼っていたことから、猟犬に対する知識がことのほか豊富だった。なので、あっちゃんにはもちろん、このオヤジにとっても頼りになる大きな大きな存在となった。
猟犬を家庭犬にするべく、悩みや疑問を克服しようとアイディアを出し合った。そして、仲間意識はどんどん強くなった。
いろんな話しを互いにしているうちに、同じ時期に、同じ場所で捕まり、容姿がとっても似ているレンとカイトとベックは「兄弟みたいだね。」とか「同じ犬舎にいて、一緒に猟に出かけていたかもしれないね。」などと話すようになったものだ。
「本当の兄弟じゃないかもしれないけど、うちらは兄弟同然だね。」
「兄弟になろう。」
こうして、レン、カイトそしてベックの兄弟の契りは結ばれた。

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いつも落ち着いていて、体の大きな「レン」は長男
暴れん坊で弾丸の「ベック」は次男
小ぶりだけど運動神経が抜群でひょうきんな「カイト」は三男、
あの頃、あの場所で、恐怖と孤独の想いを乗り越えて死の淵から帰ってきた三匹のワンコは兄弟になった。

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あれから2年。
レンは、千葉で
カイトは、広島で
ベックは、ここ八戸で元気にすごしている。
そして、多くの方々にお世話になり、愛され、力強く育っている。
感謝

昨年10月末、三男のカイトが故郷の青森県に帰ってきた。
カイトママのあっちゃんの願い「カイトにもう一度故郷を見せてあげたい」「カイトを故郷で思い切り走らせたあげたい」「カイトの生まれ故郷、育った故郷を私の目で見てみたい」という想いで、広島から女一人で運転して自家用車でやってきた。
近々、本ブログで、カイトのお里帰りについて書かせてもらおう。

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残念ながら、レンは都合がつかず来られなかった。
今年は、レンの住む千葉で、カイト、ベックの三兄弟が集う予定がある。何とか実現したいものだ。

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千葉で集う時には、猟犬仲間のりあんも、モネも来てくれるという。
「ワンコは一家。みな兄弟。」古い……
今年もまた、レン、カイト、ベックにとって心に残る年にしたいものだ。
Fさん、Yさんには三兄弟の命を救うために尽力して頂いたこと、改めて感謝したい。
また、引き出しや一時預かりなどでAさんやlunaさんなど多くの方々に尽力して頂いたことに改めて感謝したい。
最後の最後に
Fさん曰く
「一匹助けてもね。次から次へと出てくるから。」
確かに、オレはベックだけ。
ワンコのために
保護犬のために
何ができるのか考えたいものだ

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2年経ったが
レン、カイトそしてベックが保護されたこの時期になると、死の淵から帰ってきた我が兄弟のことを思ってしまう。

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テーマ : ワンコ日記
ジャンル : ペット

あけまして2017年

あけましておめでとうございます!
2017年がスタートしましたね
今年もよろしくお願いします



昨年は悲しいことがあったものの
たくさんのワンともに会い
兄弟犬カイトに会い
BECKにとっては成長の年だった

今年も、いろんなワンともに会いたい
仙台
東京
千葉
まだあったことのないワンともに会いたいものだ


ところで,BECKの様子がおかしい
「キャイ~ン!」
と鳴く…いや、泣く……

どこか痛いような泣き方
場所は特定できない
ポップが大病した時のような泣き方なのが気になる
明日、病院へ行こうと思う

 

テーマ : ワンコ日記
ジャンル : ペット

2016年 ラン丸とベックと、やっぱりポップも膝栗毛

2016年
とにかく悲しく、悲しく、悲しかった年になった。
ラン丸の死。別れ。

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一年にも及ぶラン丸の闘病は壮絶だった。
散歩に出る気力も体力もなくなり
一日に何度も何度も繰り返される下痢と嘔吐する。

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何よりも大好きな、大好きな、本当に大好きな食べ物を食べることができなくなり
太った愛らしい姿はやせ細り、病気は体力をどんどん奪いさった。
「これ以上、痩せたら大変だ」と
いやがっているラン丸をむりやり押さえつけ流動食を流し込んだ。
立つのもようやく、おしっこの時にコロンと転んでしまうほど力ないラン丸。
それでも、最後の最後まで頑張り通したラン丸

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ラン丸の命日、4月8日。
お釈迦様の誕生日。
「オヤジの仕事中に死ぬなよ!ラン丸!」
そんな身勝手なオヤジの言うことをちゃんと聞いてくれて、仕事から帰るオヤジを待っていた。急いで駆けつけた病院の待合室で待つオヤジの腕の中でラン丸は息絶えた。

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もっとやってやれたことはあったんじゃないか……。
そんな想いは未だにぬぐいきれない。

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そんなラン丸は大きな役割を果たして旅立った。
ベックの兄「ラン丸」として、ベックにいろんなことを教えてくれた。

言葉の知らないベックに「言葉とその意味」を教え
ベックがオヤジに叱られると励まし
ベックがマウンティングをすると叱り
アジリティの手本となり

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どんぐりふれあい会の手本となり

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兄としての大役を果たし旅立った。

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また、ラン丸にいろんなことをたたき込まれたベックは兄ラン丸の闘病生活を励まし、支えてくれた。
点滴を終えたラン丸の全身をいたわるようにくまなく舐めるベックの姿は忘れられない。
素晴らしい兄弟愛だったな。

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ラン丸はたくさんのワンともからも愛された。

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ラン丸が天国へのぼるその日、
たくさんのワンともが見送りに来てくれた。
そんなラン丸はオヤジとベックの誇りだった。もちろん、ポップにとってもそうだったはず。

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そのラン丸の遺志はベックに脈々と受け継がれた……。

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ラン丸亡き後、ベックとオヤジの生活が始まった。
ベックは甘えん坊になった。
仕事から帰るオヤジにやたらめったら抱きつき、離れない。
「やめろよ!ベック~~!」と言いながら……うれしい。し、ひとりぼっちにして申し訳ない。

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さて、そのベックの2016年。大きな変化はラン丸との別れあと、ベック自身にあった。

一つめは、攻撃性が和らいだこと。
今までもこのブログで何度か書いたが、ベックの攻撃性はことのほか強かった。
ベックが去勢手術をしてから、その攻撃性は未去勢の雄に向けられた。バーニーズ、ラブ、パグ……。ワンコ達への攻撃は続いた。

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それが、どうにか落ち着いてきた。
水戸の勉強会
「相手のことがわからないから不安になる。匂いを嗅いで、相手のことがわかると意外にそれがなくなる。」
とのアドバイスだった。
それまで、避けていた未去勢の雄のワンコと、今度はたくさん会った。
そして、たくさん仲良くなった。
ドッグランてくてくのママさんの協力も大きかった。
不特定多数のワンコが出入りするランの中でベックをなるたけ自由にしてくれた。
ベックを預かっていた当初なくてはならなかった口輪。
これを使わなくなるまで親身になってベックのお世話をしてくれたのがてくてくママさんだった。
ある日の預かり
「口輪はいりません。卒業です」
この言葉は今でも忘れられない。
荒くれベックはどんどん変わっていった。

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二つめ。ベックは兄弟と会うことができた。
ベックは三人兄弟だ。
千葉にいる「レン」そして、広島の「カイト」
まずはレンを見てほしい。

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レンは、ベックとうり二つである。
3枚目の写真の白いセターはレンの先代のトビー
ちょうど、ポップとベックの世代交代した時と小間時用な状況もよく似ている。

広島にいる「カイト」
実は、レンもカイトも、ベックと同じ地域で、ほぼ同じ時期に保護されている。そして、似た姿からレンとカイトの飼い主さんとで兄弟の契りを結んだのだ。
その、広島のカイトがわざわざ八戸までやってきたのだ。
「カイトに故郷をもう一度見せたい。」
「私もこの目でカイトの故郷を見てみたい。」
「カイトを故郷で思い切り走らせたい。」
そんな飼い主あっちゃんの熱い想いから、広島から自動車でやって来たのだ。
「カイトは難しい犬で……」とのあっちゃんの話だった。しかし、結果、カイトとベックはごく自然に、仲良く、微笑ましい時間を過ごすことができた。
「男の人が苦手だからひょっとして……」との話だったが、オヤジにもとてもなついてくれた。
この様子についてはFBにて先行お知らせしたが、この膝栗毛でも改めてお知らせしたいと思っている。
残念ながら都合が合わず千葉のレンは来られなかったが、2017年は千葉で「レン」「カイト」「ベック」の3兄弟で会いたいと話している。
もちろん、カイトもベック、レンとそっくりである。

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血がつながっている、とは言えない。
いや、血がつながっているかどうかは問題じゃない。
同じ状況で、同じ境遇を乗り越えて生きている仲間がいることがどれだけ素晴らしいことか。
カイトとの出会いはあまりにも感動であった。
レンも入れて、三兄弟が顔を合わせるのは近いような気がしてならない。

三つ目は、ベックにとって今年最大のできごと!
ベックがカレンダーの表紙に選ばれたことだ。
セター、ポインター、ブリタニーなどの猟犬を救済する団体「CACI」のカレンダーの表紙コンテストだ。
うれしい!うれしい!超うれしい!
なんか、ベックとのたいへんだった毎日が報われた瞬間だった。
ベックはわかっているのかな。いや、オヤジの気持ちを通してわかっていることだろう。
アデル

リアン

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モネ

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これを機会に、遠くにいるセターの友達も増えていった。
そして、ベックが新しい分野に挑戦する機会が生まれようとしている。
できっかな~ベック!

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いろいろなことがあった2016年
ベックはというと
「ベック変わったな~」
「ベック優しくなったね」
「犬ってこんなに変わるんだね」
ベックの変化が多くのワンともに伝わっていった。

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天国で、ポップとラン丸はどんな顔して見てるだろう。

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それも、これも、ベックと関わってくれた多くの方々のおかげである。

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感謝、感謝の2016年

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全てのワンコが健康で、幸せでありますように

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良いお年を

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2017年もよろしくです




テーマ : ワンコ日記
ジャンル : ペット

ポップとベックの誕生日 12月

まずい
タイトルにポップと書いただけなのに目から鼻水が流れそうになっちゃった。
いかん!いかん!

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12月2日はPOPの誕生日だ。生きていたら10歳だ。
ラン丸より半年弟だったポップ。
しかし、体が大きく、体力もあるポップにラン丸は一目置くようになり、ポップがラン丸の兄的な存在になった。
体が小さいラン丸はよくいじめられそうになった。いや、いじめられたこともあった。咬みつかれて娘が着せていた服に牙がくい込み、穴があいた時もあった。

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そんな時に助けてくれたのは、もちろん、ポップだった。
ポップが偉いのは、ラン丸だけではなく、ケンカしそうになったり、ケンカしたりしているワンコがいると必ずその間を割って「止めに入る」。

そんないいヤツだった。

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みんなと仲良く遊ぶのが大好きで、ヘソ天になって、小さな子や大きな子を誘う。ヘソ天ポップの周りにはよくいろんなワンコがたくさん集まった。
そして、めいっぱい遊んだ。

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たまに、ポップにかかってくるワンとももいた。そんな時は、いそいそと逃げていった。恥も外聞もない。平和を大切にする素敵なヤツだった。
ポップのオヤジだということを誇りに思いながら、ポップを大いに尊敬していた。

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まだある。
ポップは社会性があまり育っていないワンコ、つまりワンコ同士で遊ぶことが苦手なワンコと遊ぶことを得意としていた。遊んであげるんじゃない。一緒に楽しむ。一緒に遊ぶのだ。同じ目線になって、相手の気持ちになって……言いすぎかな。
いや、それでも「ポップのおかげでうちの子はワンコと遊べるようになった」と言ってくれたワンともパパさん、ママさんがたくさんいた。

そんなポップはオヤジの本当に、本当に誇りだった。
親バカ、ごめんなさい。

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2014年3月28日
そんな目に入れても全く痛くないポップが亡くなったのは2年前。オヤジの不注意で亡くしてしまった。

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急な別れに心の整理もやり場もなかった。
ポップのことを聴かれたくないし、話す勇気もなかった。だから、ワンともと会うであろう場所には行くことができなかった。
「ラン丸、ごめんね。」と言って、誰にも会わない道を選んではラン丸と二人ぼっちで歩いた。

何ヶ月引きこもったことだろう。

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「もう、ラン丸だけ愛してあげよう」
ポップのかわりになるワンコなんかいるわけがない、とさえ思っていた。親バカ、すみません……
ワンコ関係のインターネットによる情報も、全てシャットアウトした。
ラン丸は、とてもうれしそうに一緒に過ごしてくれた。
オヤジ思いのヤツら。

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ラン丸とのふたりぼっちの生活にも慣れて、その年も暮れようとしていた12月。フェイスブックである記事を目にした。

ベックの助けを求める記事だった。
殺処分までの期日があと数日。簡単なプロフィールはあったが、詳細はわからない。
わかると言えば、3枚の写真だけ。

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この記事は、殺処分のワンコを助けようと尽力していたFさんの記事で、その記事をソルティーパパがシェアしていたのだ。それが、たまたまオヤジの目に止まったのだ。ワンコの情報をシャットアウトしていたから、ソルティーパパさんがシェアしていないとベック卯のことを目にすることはなかった。しかし、これが運命だったように思う。

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すぐに、ソルパパに連絡した。その後、Fさんに連絡をした。ベックの情報は、FBに載っている内容以外に情報はなかった。面会することもできない。面会できないということは、ラン丸との相性を確かめることもできなかった。
それでも、Fさんは夜遅くの電話にもかかわらず真剣に対応していただいた。

「次の日の昼まで時間をください。」ということで、考える時間をいただき電話を切った。

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情報は少なかったし、ラン丸との相性は気になっていた。「殺処分」をなんとかしたいという気持ちもあったが、一晩考えても、断る理由はなかった。

ただ、3枚の写真が何かを訴えてきた。

ポップが亡くなった年の12月。
ポップの誕生日の頃に、ベックの記事に出会い。
12月10日には青森市へ迎えに車を走らせた。

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ベックはポップがうちに連れてきてくれたと思っている。

ベックはというと……
猟犬として生きてきて……
放浪犬としての生活が始まり……捨てられたのか、迷ってしまったのか
保護犬として冷たい部屋の中でも過ごし……
殺処分としてのラベルを勝手に貼られ……
冷たい部屋の中で死と向かい合う日々を送ってきた……

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東京に住むワンとも。リオ&ホリージェイママがこんなメールをくれた。

ポップパパさん
ベックはポップが連れてきたんですよ。
「私の幸せな家をあげます。私のフード・ボール、暖かなベッドに柔らかなクッション、そしてオモチャを全部あげます。私が愛してやまなかったあなたの膝と優しいタッチを。私を撫でてくれたあの手、私の名前を呼んでくれたあなたの甘い声を全部、ベックにあげます。」
と話して。
犬の遺言状という詩だった。

冷たい部屋にいたベックに、きっとポップはそう言ったにちがいない……そう思った。

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リオ

そんなリオ&ホリージェイママも同じ経験をしている。
リオは重い病気で亡くなった。供血で皆さんには大変世話になった。
その頃のリオママは
「もう新しいパートナーを迎えることはないと思う」
と話していた。オヤジと同じように
しばらくして、ホリージェイという、とてもとても素敵なパートナーを迎えた。

ホリージェイ
彼女はベック同様保護犬である。
遠い南の異国の地でベックと同様の境地を乗り越えてきたワンコだ。
それも、縁あって異国の地から日本へやってきた。

きっとリオがホリーに言ったんだろうな、犬の遺言状。

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ホリージェイ

ベックは我が家に来た。
ベックはオヤジのところに来た頃の年齢は、というと
愛護センター発表「約4歳」
オヤジが長くお世話になってるドクターG「いやいや、もっと若いよ。2歳か、3歳だな」
ということで、間をとって3歳ということにしている。

こうして、様々な犬生を歩んできたベックは、我が家に来た2014年12月10を3歳の誕生日とした。
そして、2016年12月10日、今日が5歳の誕生日である。

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他のワンコに吠えたり、咬みついたり、言葉が全く通じない宇宙人のような、リードの操作全く不能のどうやっていけばよいか悩ませたベック。
そんなベックは、今ではオヤジにとっていなくてはならない最高の家族になった。

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ポップ 10歳の誕生日 おめでとう
ベック  5歳の誕生日 おめでとう

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ワンともさん、ツイッター、フェイスブック、ブログでお世話になっている皆様、ベックをいつも支えて頂きありがとう。
そして、今後ともよろしくお願いします。


追伸

ごめん。
ラン丸の出番が少なかった……
ラン丸は、ポップとベックの橋渡しという大切なつとめをしてくれた……
いつも、ポップの後ろを歩いてたし
やはり、ベックの後ろを歩いたいた
そんな派手なことはしがいが、大きな役割を果たしてくれたラン丸に感謝しながら
ベックの5歳を、楽しく、明るく送りたい

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ポップとラン丸、そしてベックと膝栗毛

2016年もあとわずか
ワンコのみなさんがご健康でありますよう

テーマ : ワンコ日記
ジャンル : ペット

Beckの夏2016 その1 自然との融合編

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2016年の夏も終わった

今年はベックとめいっぱい遊びに出かけた

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種差海岸
ふるさと河川公園
東霊園・東運動公園
岬台公園・遊歩道
ドッグパーク・アメリ(折場沢)
ドッグランてくてく

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いや、遠くに出かけたり、旅行に出かけたりしたわけじゃない
近場だけど、ベックもオヤジも疲れ果てるくらい遊び回った

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遊ぶって言ったって、ただ遊んでいるわけではない
まず最初の目的はと言うと
ベックの本来の姿に近い環境で過ごすこと
そうすることで、気持ちの安定を図ることである
また、日頃留守番中心の生活をさせているため、そのお詫びをすることでもある

ま、たいした目的でもないか
いや、でも、ベックとオヤジにとっては大事な目的である!
目的をもって遊ぶ!のである
もう一つあるんだけど、それは次号と言うことで、今回は自然との融合編ということで
ベックよ!山へ帰れ!
である
ちょっと待って!そりゃ~やばい、やばい!

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ベックへのお詫びの気持ちで、今年の夏はなるったけ休みをとった
そして、ベックを遊びに連れ回した

ベックは目を輝かせて走った
砂浜をひたすら走り
波を蹴散らし、泳ぎ
野原や林の中を駆け回り
川を渡り
鳥を追って駆け回り
身体中、ずぶ濡れになって、砂だらけになって、どろぼう(野草の種)をひっつけてひたすら走った

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その姿は、ベックが我が家に来る前にすごしていたであろう姿に近かったと思う
全身から喜びを感じる姿だった

これほどに自然と一体となっている姿に感動を覚えたのは確かだが、反面、「ベックは家に来て良かったのかな?」という疑問も感じさせられた

鳥猟犬だったベックはやっぱり鳥を追って野山を駆け回るのが幸せだったはず

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鳥を目で追うベック
林の向こうに何かを感じて立ち止まった時のベックの目は、姿は本当に美しい

そんな姿を何度も目にすることができた

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好きなだけ走らせてやろうか……とリードから手を放そうとする衝動に駆られることも何度となくあった

30メートルのリードも足りないくらい、来る日も、来る日も生き生きと走った夏

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あの野生児ベックも、荒くれベックも、さすがに疲れがたまって出かけるのをしぶることもあるくらいくらい連れ回した
それでも、自然の中に立つと、再び走り出すベック
このことでベックの気持ちが安定したかどうかははっきりとは言えない
とりあえず、連れ回した後は、うちのクレートで満足そうに寝入っていた
気持ちの安定か、ただ疲れただけかは定かではないが、
生き生きとした姿をたくさん見ることができたこと
満足そうな寝顔を見ることができたことは正直うれしかった

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ベックの走る姿の向こうにはポップとラン丸も走っていたことだろう
いや、ラン丸はのこのこついてきたかな

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